リレーエッセイ第53号

元気に働いています

 BACKボタン     印刷用(PDF)  洋友会四国支部・愛媛会員 筒井 誠一


 は54歳になる1カ月前に早期退職をしました。退職後は何もするあてもなく、目標もなくなり、今までの仕事で張りつめていた心が急にふんわりとしたものになりました。家族は今まで仕事に頑張ってきたのだから、もう仕事はしなくてもいいのではとも言われました。毎日、家の掃除、洗濯干しや取り入れ、買い物、それ以外はテレビを見たり、本を読んだり・・・ たまにリクルートへ行って就職先を探してみたり、目標の無い、張り合いのない生活で、自分はこれでいいのか等と自問自答をしたりしていました

 早期退職の半年後、リクルートからマンション管理会社のフロントの就職先が出るかもわからないので、「マンション管理業務主任者」の勉強をして資格を取れば有利ですと言われて問題集を購入して勉強しましたが、最初は専門用語とか仕事の内容も何も分からない状態で大変でした。
 今は「マンション管理業務主任者」を取得して、地場のマンション管理会社に就職しています。フロントの仕事は、マンションの法律やマンション規約、居住者の方が快適に生活できるよう居住者間の調整、建物や設備の点検結果を見て入れ替えや更新工事等々・・多くの知識や交渉力も必要で、自分ではなかなかやりがいのある仕事と思っています。今年は「マンション管理士」を取得するために勉強をしています。待遇はあまり良く有りませんが、自分のやりがいを見出しました。
 
 待遇はあまり良く有りませんが、自分のやりがいを見出しました。
 今年、私は58歳になります。会社のほとんどの社員は定年退職後、年金をもらいながら勤務しており、私はその中で若手です。それぞれの職場での経験を積んで退職された皆様と有意義な環境で仕事をしております。65〜70歳位までは仕事を続けたいと思っています。
 仕事ですから、困った問題も当然有りますが、解決するのにやりがいがあります。家族ともたまには遊びに行くこともあります。しかし、なにかがまだ足らないような気がしています。
 今の仕事にプロ意識をもって取り組んでいくことや、休みを有意義に過ごすことを心がけていきます。

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