翌日は、貞廣さん、四宮さん、福原さんの先導・後押しで瓶が森に連れて行ってもらいました。何分登山経験のない後期高齢者で どうなるものかと心配していましたが、お三方の適切なリード・案内のおかげで、雲上の楽園瓶が森の山頂に登ることができました。 登山の様子は、福原さんが「瓶が森登山のアルバム」として一冊の本にまとめてくれました。写真には、適切でユーモアあふれる コメントがつけられており、夫婦で笑い転げながら思い出にふけりました。東京、名古屋、福岡の息子や孫のところにも宅配便で 回覧し、今まで見せたことのない親の一面、特に喜寿を迎えてまあまあ元気な様子を見せることができ喜ばれました。
　
なんとか登山できたのは、普段、車に乗ってなく歩くだけ、また趣味のダンスである程度脚を使ってきたおかげだと思います。 しかし、老化が進むと足腰が衰え、バランス能力が急激に低下していきます。今回の山登りでもそれは充分に痛感しました。 ダンスのストレッチでは、できるだけ遠くに体を伸ばします。背中を引き上げ首を伸ばす。肩から先も遠くに伸ばします。 また、ダンスのステップは前後左右あらゆる方向に向かい、また、スムーズに複雑な動きをします。そして、 自分ひとりでなく、パートナーとの息も合わせる必要がありますから、より高度なバランス感覚が要求されます。 歩きも、前に進んだり、後ろに下がったり、横へずれたり、またくるりと回転するなど、筋肉も複雑な働きをし、脚の筋力も増加します。

　カップルで踊るということで、ダンスをはじめると精神的に若返るといわれます。女性の洋服も少しづつ明るい色、派手めのものに変わります。 私がダンスを始めたのは定年後ですが、健康のためなら、いつからでも始めることができます。初心者もそれなりに楽しいものですから、 皆さんも地域のダンスサークルででも始めてみませんか。今、私が世話役をしているダンスサークルでは、会員が２５０名（ 常時参加者は５０〜６０名）に達し、公共施設を利用して楽しく踊っています。 また、松山市の福祉施設と中国の同様施設との間で、日中交流ダンスパーティがあり、２００１年には北京、２００６年には西安を訪れました。

　定年で松山に移住した場所が、一草庵に近かった関係で「まつやま山頭火の会」の理事をやり、「愛媛食文化の会」「いよ狸サロン」 「愛媛高齢者大学」などいろいろ首をつっこみましたが、今はマンション管理組合の理事長になり、ほとんどの会から手を引きました。 マンションの理事長としては、管理規約の改定、会計システムの改善、大規模修繕計画の策定など、昔の在職中の経験を充分に生かして活動しています。 ダンスは教室の若い先生がＡ級に昇進し、来年行われるその記念パーティで夫婦それぞれデモンストレーションのお相手をして いただくことになり、それを目指して頑張っています。 ！！三洋ラグビーにパワーをもらって。！！