リレーエッセイ第34号
三洋退職後の思い出?   
       
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愛媛  藤田 健三

 平成12年4月20日、52歳で三洋ライフ・エレクトロニクス(株)を早期退職し第2の人生を歩み始めて早9年経ちました。
退職後、ハローワークの勧めで新居浜高等技術専門校建築配管科へ入学し10名の方々と6ヶ月間、水道・下水配管工事などの仕方を勉強しました。その後、シルバー人材センターでの10日間の剪定作業の技術講習会にも参加し、そのおかげで今では我が家の庭の剪定、消毒を自分で出来る様になりました。
 現在、新居浜カントリー倶楽部(ゴルフ場)で平成13年2月より約8年間働いています。おかげで体調も良く、休日にはストレス発散と健康維持の為、ゴルフ・登山・ウォーキング等、暇を見つけて行っています。

   
ゴルフ仲間と
 
石鎚山山頂にて
 
   
ナイスショット!!

 
1.63キロメートルへの挑戦
 元来、常に身体を動かすことが好きな私が退職し再就職するまでの10ヶ月間、足腰を鍛えるため毎日2時間半程 かけ軽いジョギングと歩きで身体を鍛えていましたが、ふと今の自分の体力をためしてみようと思いつき、平成13 年1月1日の元日に私の里である香川県三豊市(鳥坂峠)までの63キロメートルを、年賀の挨拶を兼ね徒歩で1人 で行くことを決め決行しました。ナップサックへ懐中電灯、携帯電話、タオル、ペットボトル、お茶、弁当などを詰 め込み、午前2時に新居浜の自宅を出発し、一路国道11号線をひたすら高松方面に向かってジョギング程度のスピ ードで走り始めましたが、背中のナップサックの荷物が踊り走りづらくなり、時々歩きとジョギングに切換えながら 苦闘しながらの走行でした。県境の余木崎(現在のとよはま道の駅)へ着いた時(約35キロメートル経過)、空が 少し明るくなり歩き易くなり、身体もタップリ汗をかいていました。幸い、気温も高く天候に恵まれ順調に進んでい ましたが、大野原インターチェンジ付近で携帯電話が鳴り、指先がかじかみ、手袋を脱ぎ通話ボタンを押すのに時間 がかかった思い出があります。到着まであと4〜5kmの所で家内が車で追っかけて来ました。車に乗らないかと声 をかけられましたが断り、最後の力をふりしぼり午前11時半頃に完走できました。
63km――所要時間9時間3 0分――平均時速7kmの旅でした。毎日の鍛錬が実った結果と実感しました。

2.家族旅行の思い出
 早期退職したお盆の休みを利用し、家内の発案により初めての家族旅行をしようと話がまとまり実現できました。 本来なら息子達が帰省するのですが、今回は逆のコースを計画しました。長男が住んでいる群馬県高崎市へ家族5人 が集合し、家族旅行をスタートすることにしました。JR新居浜駅より家内と二人で朝一番の電車へ乗り込み、 途中新幹線にて岡山駅で次男、東京駅にて三男と合流し、長男が待っている高崎へと向かいました。
 夕方到着後、 早速、長男の運転で初めての目的地、東洋のナイアガラ吹割の滝、老神温泉(泊)、尾瀬、日光湯元温泉(泊)、世界遺産の 日光東照宮、日光猿軍団・お猿の村劇場、いろは坂、中禅寺湖温泉(泊)、日本三名 瀑のひとつ華厳の滝、高崎駅の行程で進めました。好天にも恵まれ、あっという間の楽しい気ままな3泊4日の初めての家族旅行ができました。 毎年、子供達は帰省しても誰か一人は友人の所へ行くなど、全員が集まる機会が少ない中、今回の家族旅行は 全員が1部屋に寝泊まりし、深夜までいろいろな話が出来、楽しい思い出ができました。次回はいつになるか 予想もできませんが、孫ともども参加できる様に健康を維持していきたいと思います。


   
家族全員で(尾瀬にて)

 
日光東照宮にて
 
   
お猿の村劇場にて(日光猿軍団)
 
華厳の滝

 
 3.これからやりたい事
 健康のためにも仕事を続け、家内と共に山登り旅行に出かけ、町内会のお世話を続けながらいろんな事にも挑戦したい。そのためにも、 常々健康に留意していきたいと考えています。  
 
   

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